インプラントって誰でもできるの?年齢制限はある?
歯を失ってしまい、インプラント治療に興味のある方もいるのではないでしょうか?
インプラント治療は他の治療と比較して、不便の少ない、そして何よりも自分の歯のように噛める治療として注目を集めていますが、誰にでもできる治療かというと、そういうわけではありません。
現在では過去に比べて、技術の進歩により多くの人に対して治療が可能になってきているとはいえ、やはり、人によって向き不向きというのはあります。
そこで今回は、インプラントをするに当たって注意が必要な人、また年齢制限についても解説していきます。
インプラントをするに当たって注意が必要な人
妊娠中の人
妊娠中の人というのは、基本的に外科治療をやることは極力控えます。それは、母体や胎児にストレスを与えない方がいいから、そして術後に必要になる薬の服用も極力避けた方がいいからです。
全身疾患のある人
全身疾患によってはインプラント手術に際し、危険を伴うと考えられるケースの場合、インプラント手術を行えないと判断されることがあります。
ただし、病状が適切にコントロールされている場合には手術が可能になることもあります。
タバコを吸う人
タバコを吸うと血流が悪くなる、などの理由で傷口の治りが悪くなり、インプラント治療後の治りにも大きく影響が及びます。また、仮にインプラントがしっかりとくっついたとしても、喫煙を続けていると、インプラントが早期に脱落する原因にもなります。
メンテナンスがしっかりとできない人
インプラントも天然歯と同様、お手入れを怠ると周囲にプラークや歯石が溜まり、歯周病のような状態である「インプラント周囲炎」を起こします。そのため、毎日の歯磨きや、定期的な歯科でのメンテナンスを行えない人には向きません。
歯ぎしりの強い人
天然歯が歯ぎしりによって破壊されることがあるように、インプラントも強い歯ぎしりがあると、歯の寿命が縮んでしまいます。そのため、歯ぎしりがひどい人の場合には慎重な対処が必要です。
骨の状態がよくない人
インプラントを埋める骨が痩せすぎてしまっているなど、ボリュームが足りない場合にはインプラント治療が難しい場合もあります。
インプラントの年齢制限はある?
インプラント治療に関して、特に年齢制限というものはありませんが、通常、成長期の子供(未成年)にはインプラント手術は行いませんし、健康状態や体力に問題のある高齢者の場合にも、積極的にインプラント治療を行うことはありません。
ですが、もちろん、これは、個人個人の健康状態にもよりますので、高齢の方でも健康面や体力面で問題がない場合にはインプラント治療を行う場合もあります。